住まいのこと
最近よく聞く”IoT”マンションってどんな物件?
2020年12月01日
最近よく聞く”IoT(アイオーティー)”マンション。IoTを備えた物件のことをIoTマンションといいますが、そもそもIoTって何だろう?と思われた方も多いはず。実は身近で便利な”IoT”。IoTマンションのことを知ってスマートな生活を送りませんか?
1.IoTとは
IoT(アイオーティー)とは「Internet of Things」の略になります。簡単にいうとさまざまなモノがインターネットにつながる仕組みや技術のことです。PCやスマホだけではなく、身近なさまざまなモノ(例えば家電や車など)がIoT化、つまり、インターネットとつながることで便利な暮らしを支えています。
身近なIoT技術では、
・センサーを搭載した自動車の自動運転システム
・バスの運行状況がリアルタイムで分かるスマートバス停
・農業におけるデータの採取・農園内の監視・水やりなどの自動化
・立体駐車場での空車・満車ランプ
・留守中のペットの見守りカメラ
など、既にわたしたちの生活の様々なところでIoT化が進んでいます。
2.IoTマンションのスマートな生活
IoTマンションとは、設備や家電をIoT化したマンションのことです。既に鍵や照明、エアコンや給湯などがインターネットとつながっており、スマートフォンから確認や操作が可能になっていることで、非常に生活に便利な物件といえます。
「スマートロック」は、スマホのアプリを使い、外出先で鍵の開錠などが可能です。鍵の閉め忘れや子どもに鍵を渡すのは不安だと感じているご家庭も安心できる設備です。さらにエアコンの起動や温度調節、インターホンの来客対応も外出先でスマホから簡単操作。室内で手が離せない時は「スマートスピーカー」に話しかけるだけで電気やテレビが点いたり、お風呂が沸いたりと便利でスマートな生活が送れます。
防犯センサーとのリンクで、窓や玄関に異常があった場合、スマホにお知らせが届いたり、インターホンの呼び出しにも入居者のスマホから応答が可能になったりと、セキュリティ面でも安心感が増しますね。また、長期留守中には、照明のON・OFFで防犯対策をすることも可能です。
※物件によってIoT設備は異なります。
3.IoTマンションの注意点
スマートで便利なIoTマンションですが、注意点も事前に知っておくことが必要ですよね。デメリットやリスクを把握しておけば、万が一のときの対策をしておくことができ、安心です。
①相場より家賃が高め
設備が最新で充実している分、家賃としては相場より高い傾向にあります。ただ、便利さや他の物件にはない最新の機器を搭載しており、まだ物件自体も希少なので人気があるといえます。
②ネットのセキュリティ面に注意が必要
様々なモノがインターネットや自身のスマートフォンとつながることで、そのセキュリティに関してはより一層注意を図る必要があります。スマートフォンの紛失に注意する、また、ソフトウェアのアップデートなどをこまめに行い、常に最新の状態を保つなど、セキュリティ対策をしっかり講じておくことも忘れずに。
4.まとめ
今後さらなる進化が期待できるIoTマンション。デメリットやリスクについても認識し、上手に付き合うことで、よりスムーズでスマートな生活を送ることができます。まだまだIoTマンションは少ないので、もし探しているエリアで発見したら、一度内見してみると面白い発見があるかもしれません!