住まいのこと
アパートは騒音が気になる?騒音が気になりにくいお部屋を教えて!
2021年08月06日

こちらの写真のような木造や軽量鉄骨造などのアパートタイプの建物について、「音は響きますか?」とよくお問い合わせをいただきます。確かに鉄筋コンクリート造などのマンションタイプの建物に比べると防音性という面では劣りますが、アパートタイプの建物でも騒音が気になりにくい造りがあるのをご存じでしょうか?
1.【結論】1フロア2世帯のみの最上階がおすすめです!
結論から言いますと、1フロア(1つの階)に2世帯のみの最上階のお部屋がおすすめです!1フロアに2世帯しかない物件は、通常左右反転の間取りになるように設計されており、隣室と接する部分が少ないため、その分騒音も気になりにくいでしょう。もちろん、大声を出したり大音量で音楽やテレビをかけてしまうと騒音トラブルになりますので注意が必要です。共同住宅に住むマナーとして隣人や階下の住民への気づかいを忘れないようにしましょう。
それでは、1フロアに2世帯のみのアパートについて詳しく紹介していきます!
こちらの写真はアパートを各階、部屋ごとに区切ったイメージです。各階に注目してみると、1階は101号室と、102号室の2部屋。2階も201号室と202号室の2部屋。3階も301号室と302号室の2部屋で、1フロアにそれぞれ2部屋(2世帯)のみ存在しています。これが1フロアに2世帯のみのアパートです。
さらに1階の間取りに注目してみましょう!
こちらは1階のお部屋を上から見たイメージの間取り図です。
左側の青枠が101号室、右側の赤枠が102号室となっています。間取り図を良く見ていただくと101号室と102号室は左右反転の造りとなっていることが分かります。つまり、101号室と102号室が隣接している部分は、それぞれのリビングスペースの壁のみということです!
※上記の間取りは、一例ですのでお部屋探しの際は実際の間取りをご確認ください。
家具の配置は各世帯によって様々ですが、壁側にテレビボードや収納ラックなどの家具を配置することが多いでしょう。境界壁に家具を設置することで騒音が漏れにくくなる効果も見込めます!境界壁付近にテレビを設置する場合は、音量に配慮するよう心がけましょう。
2.小さなお子さんがいる世帯は1階がおすすめ!
騒音が気になりにくい造りとはいっても、小さなお子さんがいると元気に走り回ったり、ジャンプをして遊んだりと階下への騒音が心配になりますよね。毎回お子さんに注意するのもストレスになることでしょう。周囲からの騒音よりも自分たちが発する騒音の方が心配という方は、1階のお部屋がおすすめですよ!
1階でも特に下記のような間取りがおすすめです!
こちらの間取りは、隣室との境界壁周辺には、トイレ、お風呂などの水回りと、押し入れ収納が配置されており、生活音が気になりにくい造りと言えるでしょう。
各部屋の洋室は隣室と接する箇所が一つもないので、寝室におすすめです!
また、小さなお子様を抱っこして階段を上り下りするのは大変ですが、1階であれば荷物の運搬も楽に出来ることでしょう。お散歩に欠かせないベビーカーやお子さんの三輪車も1階であれば玄関先まで乗り入れることが可能です!2階以上の建物ではエレベーターが無いとベビーカーの運搬や収納場所に困ることもあるので1階がおすすめですよ。
3.それでも心配という方は一戸建てがおすすめ!
ここまではアパートでも騒音が気になりにくい造りについてご紹介してきましたが、それでも騒音が心配な方は、一戸建ての物件を選ぶことをおすすめします。一戸建ては周囲を気にすることなくのびのびと生活できる半面、敷地内の庭の手入れや清掃は借主の責任で行わないといけないなど手間がかかることもあります。また、隣家との距離が近かったり、大通りに隣接していたりすると外からの騒音が気になることもあるので物件見学の際に周辺環境もしっかりと確認しておきましょう!
4.まとめ
お部屋探しの際は、自身のお部屋の間取りだけでなく隣室がどのような造りになっているかも注目してみると良いでしょう!騒音が気になりにくい造りを理解して、ぜひ選択肢を広げてみてくださいね!