住まいのこと
賃貸の入居審査とは?基準や落ちる理由・かかる期間の目安を解説!
2024年02月22日

賃貸物件を借りるときは、必ず『入居審査』が行われます。入居審査では、問題なく部屋を貸せる人かどうか、さまざまな点がチェックされますが、具体的にどんなポイントが見られるのか、注意した方がいいことはあるのかなど、気になりますよね。
そこでこの記事では、賃貸契約の入居審査とはどのようなものか、入居審査の基準やかかる期間の目安、入居審査に時間がかかる理由などについて解説します。
賃貸の入居審査とは
賃貸物件の契約前に必要となる入居審査とは、『物件を貸しても問題ないかどうか』を判断するための審査です。貸主(大家さん)としては、家賃を滞納しがちな人や、騒いだりトラブルを起こしたりしそうな人に物件を貸すのは避けたいもの。そこで、滞納せず安定して家賃の支払いを続けられるか、連帯保証人の支払い能力、入居者の人柄などさまざまな点を入居審査でチェックするというわけです。
入居審査は管理会社が代わりに行うこともあれば、貸主が行うこともあります。
どこを見られる?入居審査の基準
入居審査の審査基準は物件の貸主によって異なりますが、ここでは一般的なポイントを紹介します。
支払い能力(年収や職業)
入居審査の際、最も重視されるのが支払い能力です。滞納なく家賃をきちんと支払い続けられるか、年収に対して家賃が高すぎないか、支払い能力の確認のため、年収・職業・勤務先、クレジットカードの滞納歴などがチェックされます。仕事をしておらず無職の場合は、口座残高など支払い能力があることを証明できるものを提出するよう求められる場合があります。長く正社員として勤務しているなど、安定した収入源がある場合は問題なく審査が通ることがほとんどです。一方、勤続年数が短い場合やフリーター、作家など収入が不安定になりがちな職業は審査で不利になることがあります。家賃は収入の20%〜30%ほどが適切といわれており、この範囲を超えないようにすると審査が通りやすくなり、入居後も無理なく生活を送れるでしょう。
保証人・保証会社
賃貸物件の入居時には、連帯保証人や保証会社の利用が必要となることが一般的です。連帯保証人を選ぶ際は、年収や年齢を考慮し可能な限り収入が安定した人を選ぶと、審査が通りやすくなります。中には、保証人不要物件もあります。もしも連帯保証人を頼める人がいない場合は、保証会社を利用できる物件を選び、保証会社を利用するといいでしょう。なお、保証会社の利用にも審査があり、年収・職業・勤続年数・クレジットカードの支払い状況などがチェックされます。
人柄や応対態度
賃貸物件の入居審査では、入居者の人柄や応対態度もしっかり確認しています。収入面では全く問題がなかったとしても、性格や振る舞いに問題があり隣人とトラブルを起こしそうな人に、大家さんも部屋を貸したいとは思いません。信頼できる人物か、常識はあるかなどをチェックすることも入居審査の目的の一つです。とはいえ特別なことをする必要はなく、社会人として最低限のマナーある振る舞いをしていれば問題ありません。
賃貸の入居審査の期間の目安
賃貸の入居審査にかかる期間は、申し込みから3〜7日ほどが目安です。以下で、入居審査の流れの一例を見てみましょう。
① 不動産会社が必要書類を管理会社もしくは貸主に提出:1日
② 書類内容の確認・関係各所へ連絡:1日
③ 本審査および審査結果の連絡:1~5日
審査には数日かかることがほとんどです。
賃貸の入居審査に時間がかかる理由&対処法
入居審査の結果の連絡がなかなか来ないと「もしかしたら審査に落ちたのかも」と不安になってしまいますよね。しかし、連絡が遅いからといって、審査に落ちてしまったとは限りません。ここでは、賃貸の入居審査に時間がかかる理由を紹介します。
提出書類に不備がある
入居審査に時間がかかる理由で多く見られるのが、提出書類に不備があるケースです。
・必要事項が記入されておらず空欄が多い
・内容に誤りがある
・必要書類が揃っていない など
記載ミスや不備があると審査がストップしてしまい、長引く原因になります。契約したい物件が決まったら、必要な情報や書類を集めておきましょう。
確認のための連絡が取れない
連帯保証人をお願いする場合、連帯保証人となった人に対して意思確認を行います。この時になかなか連絡が取れず、確認ができないと審査が長引いてしまいます。「知らない番号は出ないようにしている」という人もいるため、入居審査の際は連帯保証人となった人に確認の連絡が入ることを伝えておきましょう。
賃貸の入居審査に落ちる理由・落ちてしまう人の特徴
賃貸の入居審査に落ちる理由や落ちてしまう人の特徴としては、以下があります。
- 勤続年数が短い
- 雇用形態が不安定
- 収入に対して家賃が高すぎる
- 連帯保証人の支払い能力が低い
- 借り入れ金がある
- 過去に支払いの滞納をしている
- 生活におけるトラブルの懸念がある
- 同棲やルームシェア(長期入居が期待できない)
同棲やルームシェアは、カップルが別れたりシェアを解消したりすると一人では家賃の支払いが難しくなり、長期入居が期待できないため敬遠されることもあります。2人以上入居の場合、1人だけの収入でも家賃を払い続けられる支払い能力を証明できれば、審査に通りやすくなるでしょう。
まとめ
賃貸物件の入居審査について解説しました。入居審査では主に、家賃を支払い続けていくための支払い能力、連帯保証人、入居者の人柄や態度などがチェックされます。これらを踏まえた上で、不備のないよう前もってしっかり準備をすることで、スムーズに手続きを進められるでしょう。
駅前不動産では、入居審査に関する疑問やご相談にも丁寧に対応しております。親身になって理想の住まい探しのお手伝いをいたしますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。