住まいのこと
ロフト付き物件とは?定義や特徴&デメリットや選び方のポイントを徹底解説
2024年02月28日
部屋探しのときに、「ロフト付き物件に住んでみたい」と思ったことがある人は多いのではないでしょうか。「使える部屋が増える」「屋根裏部屋みたいでワクワクする」というイメージのロフトですが、定義については詳しく知らないという人も少なくありません。
この記事では、ロフト付き物件の定義やメリット・デメリット、ロフト付き物件のタイプや選び方のポイントを紹介します。
ロフト付き物件とは?定義は?
ロフト付き物件の「ロフト」とは、部屋の上部の空間を活用したスペースのことです。屋根裏部屋のようなイメージのあるロフトですが、建築基準法では、部屋ではなく収納(小屋裏物置)と定義されています。
- 天井の高さが1.4m以下
- ロフトスペースの面積が部屋の床面積の1/2未満
- 固定式のはしごを付けないこと
上記のような条件を満たした空間をロフトといいます。
ロフト付き物件のタイプ
一般的にロフト付き物件として紹介される物件には、「はしごタイプ」「階段タイプ」「アンダーロフトタイプ」があります。(厳密にはロフトの定義は満たしていないものの、ロフト付き物件として紹介されるタイプを含む)
はしごタイプ
ロフト付き物件の中でも最も多いのが、はしごタイプです。物件によってはしごの幅や傾斜の角度が異なるため、内見時に実際にはしごを上り下りして、使いやすさを自分自身でチェックしておきましょう。
階段タイプ
ロフト付き物件といえばはしごタイプが定番ですが、物件によっては階段がついているところもあります。しっかりとした階段のため安定感があり、便利にロフト部分を行き来できることが特徴です。ただし、はしごタイプとは異なり固定式のため取り外しはできません。
アンダーロフトタイプ
ロフトというと、天井近くに設置されたスペースを想像すると思いますが、「アンダーロフト」と呼ばれる部屋の下側がロフト状になったタイプもあります。アンダーロフトは上部にあるロフトと比べて行き来しやすいことが多く、隠れ家のようなスペースであることが特徴です。
寝室として使う人が多いようですが、広さによっては小さな和室、書斎、シアタールームなど、さまざまな使い方ができます。
ロフト付き物件のメリット・デメリット
ロフト付き物件には、メリットだけでなくデメリットもあります。デメリットを知らずに住み始めてしまうと後悔してしまうことも。反対に、デメリットをしっかり把握して対策したうえで生活を始めれば、快適に暮らし続けられます。ここからは、ロフト付き物件のメリット・デメリットをそれぞれ紹介します。
メリット
まずは、ロフト付き物件のメリットを見てみましょう。
- 天井が高く部屋が広く感じる
- 収納スペースが増える
- 室内物干しとして使える
- 寝室、書斎、趣味の部屋など階下とスペースの使い分けができる
- 来客時に見せたくないものを隠せる
- 部屋がおしゃれに見える
ロフト付き物件は天井が高くなっていることが多いため、部屋が広く感じることがメリット。収納スペースとして使えばたくさん物を置けるため、部屋を広々と使えます。また、部屋がおしゃれに見えることも魅力です。秘密基地のようなワクワク感があり、ロフトを寝室に、部屋をリビングにすれば生活空間を上手く分けることもできます。
デメリット
続いては、ロフト付き物件のデメリットを見てみましょう。
- 天井が低く頭をぶつけることがある
- ロフト部分の掃除がしにくい
- はしごの上り下りが面倒
- はしごから落下するなどケガのリスクがある
- エアコンが効きにくい
- 大きな荷物、重い荷物の上げ下げが大変
ロフトは天井が1.4m以下となるため、頭をぶつけてしまうことがあります。また、ロフトの多くははしごタイプですが、上り下りが大変、落下の危険があるという点にも注意が必要です。
ロフト付き物件の選び方のポイント
単にロフトといっても、物件によって造りや特徴は異なります。ここからは、生活しやすいロフト付き物件の選び方のポイントを紹介します。
実際に部屋を内見する際はぜひ、以下の点を細かくチェックしてみてください。
- ロフト部分への上り下りのしやすさ
- ロフト部分の過ごしやすさ
- エアコンの設置位置
- コンセントの有無
- 窓の有無
- 上の階の生活音
ロフト付き物件を選ぶ際は、上記に加えてロフト部分以外の暮らしやすさや設備をチェックするのも忘れないようにしましょう。例えば、はしご部分のデッドスペースの使い方を考えておくと、暮らし始めたときに生活がしやすくなるはずです。
まとめ
ロフト付き物件について詳しく解説しました。ロフト付き物件は天井が高いため、部屋が広く感じることが特徴です。収納スペースを確保できるため、部屋を広く使いたい人にもぴったりでしょう。
一方で、はしごの上り下りが面倒、頭をぶつけてしまうという声もあるため、ロフト付き物件を探すときは内見時にロフト部分を行き来して、使いやすさを確かめておきましょう。
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