住まいのこと
ウォークインクローゼットとは?クローゼットとの違い&メリット・デメリットを解説
2024年03月05日

快適な部屋にするためには、収納も重要なポイントの一つです。ウォークインクローゼットは収納力が魅力。ファッションが好きで洋服が多い人、趣味で集めているものをきれいに収納したい人、収納する場所を一つにまとめたい人に最適な設備です。この記事では、ウォークインクローゼットの基本概要、クローゼットやウォークスルークローゼットとの違い、基本の4つのレイアウト、メリット・デメリットなどを詳しく解説します。ウォークインクローゼットがある部屋に暮らしたいと考えている方は、ぜひ記事をチェックしてみてください。
ウォークインクローゼットとは
ウォークインクローゼットとは、歩いて中に人が入っていけるスペースのある収納のことです。ハンガーパイプや棚が備え付けられており、衣類の収納や子どものおもちゃ、スーツケースなど、さまざまなものを保管できます。近年、ウォークインクローゼットは多くの住宅で取り入れられており、間取り図では「WIC(walk-in closet)」と表記されます。荷物の量によっても変わってきますが、ウォークインクローゼットの広さは「住人の数×畳数」が目安。2畳で大体150~200着くらいの服を収納可能です。
クローゼット・ウォークスルークローゼットとの違い
ウォークインクローゼットとクローゼット(CL)では、「広さ」が異なります。通常のクローゼットは壁に埋め込みされているタイプで、奥行は衣類の幅に合わせて50cm~60cm程度。クローゼットはあくまで収納スペースであるのに対し、ウォークインクローゼットは「小さな部屋をまるごと収納スペースにした場所」というイメージです。ウォークスルークローゼットも人が入れる広さのある収納スペースですが、ウォークインクローゼットとは異なり、出入り口が2ヶ所あるため通り抜けできます。そのため、部屋同士をつなぐ導線としても活用可能です。
ウォークインクローゼットのレイアウトの4つの種類
ウォークインクローゼットには、大きく分けて4つのレイアウトがあります。
- I字型
- Ⅱ字型
- コの字型
- L字型
ここからは、それぞれの特徴について詳しく見ていきましょう。
I字型
I字型は、壁の片側だけにハンガーパイプや棚が設置されたタイプです。収納力は多くないものの、姿見を置いて着替えスペースにしたり、タンスや収納ボックスを設置したりと、工夫次第でスペースを有効活用できます。小さなものだと面積は1畳ほどというコンパクトな構造のため、服の出し入れや整理がしやすいことがメリットです。
Ⅱ字型
Ⅱ字型は壁の両側にハンガーパイプや棚を設置したタイプで、I字型に比べて収納力が大幅にアップします。夫婦・兄弟・姉妹で左右を分ける、片側はハンガーパイプにしてもう一方は棚にして使うなど、収納方法も自由にできます。
L字型
L字型は、壁面に「L字」の形にハンガーパイプや棚を設置したタイプです。I字型よりも収納力が高くなるものの、L字の角の部分がデッドスペースになりやすいため、この部分を上手く活用することで収納力をアップできるでしょう。
コの字型
コの字型は、4種類の中で最も収納力が高く、ファミリーにもおすすめのタイプです。入り口部分以外は「コの字」の形にハンガーパイプや棚が設置されているため、壁面を無駄なく収納スペースとして活用できます。中央にはスペースができるため、ウォークインクローゼットの中で着替えることも可能です。
ウォークインクローゼットのメリット・デメリット
ウォークインクローゼットには、メリットもデメリットもあります。どちらも理解した上で、後悔のないように検討してみてください。
【メリット】
- 収納スペースが広い
- 収納したものを管理しやすい
- 衣替えの必要がない
- 大きいものも収納できる
- 中で着替えができ、出かけるときの準備がしやすい
【デメリット】
- 居住スペースが狭くなる
- 定期的な掃除が必要
- 物を詰め込みすぎて管理が大変になる可能性がある
ウォークインクローゼットはなんといっても高い収納力が魅力です。広さがあるため収納したものの管理がしやすく、衣替えの必要もありません。大きなものも収納できるため、急な来客時に隠したいものをしまっておくこともできます。鏡を設置すれば着替えやメイクにも便利に活用可能です。一方、ウォークインクローゼットの設置には広いスペースが必要となるため、居住スペースを狭く感じてしまうケースもあります。そこまで荷物が多くない人の場合、小さな収納でも十分ということもあるため、ご自身の荷物の量や部屋の使い方も踏まえて検討すると失敗や後悔を避けられるでしょう。
まとめ
この記事では、ウォークインクローゼットとクローゼットの違いや4種類のレイアウト、メリット・デメリットなどを紹介しました。歩いて中に入れるウォークインクローゼットは、その高い収納力が魅力。小さな部屋をまるごと収納スペースとして活用できるため、荷物が多い人や、一つの場所にすべて収納してリビングや寝室はスッキリさせたいという人に最適です。
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