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引っ越し費用が安い時期はいつ?費用相場や引っ越し費用を抑えるコツを解説!
2025年03月29日

引っ越しすることになれば新生活に必要なものを購入したり、賃貸契約に必要な初期費用を支払ったりと、出費が多くなりがちです。
少しでも引っ越し費用を節約するには、引っ越し業者に支払う料金が安くなる時期を狙って依頼する方法があります。
本記事では、引っ越し費用が安い時期について解説し、費用を安くするためのコツも併せて紹介します。
引っ越し費用が安い時期と相場
引っ越し費用を節約するには、費用が安くなる時期を把握し、相場を理解しておくことが大切です。
引っ越しは単身者や家族がいる場合とでは相場が変わるため、それぞれの条件での相場を紹介します。
安く引っ越しできる時期を選んで、新生活に必要なお金を残しましょう。
引っ越し費用が安い時期は5月〜1月
引っ越し費用は、5月から1月にかけて安くなる傾向があり、この期間は通常期と呼ばれます。
ゴールデンウィークがある5月や、人事異動による転勤が多い3月・9月ごろは、一時的に引っ越しの依頼が集中することがあります。しかし、通常は5月から1月にかけて依頼が減少するため、引っ越し業者の需要が低下し、費用が安くなる傾向にあります。
通常期は柔軟に日程調整できる可能性が高いこともメリットとして挙げられます。
引っ越し費用を安くしたい人は、5月~1月の通常期を狙って依頼することをおすすめします。
引っ越し費用が安い時期の相場
引っ越し費用が安くなる時期には、どの程度の相場になるのかを単身者の場合と4人家族の場合に分けて紹介します。
それぞれの相場は、単身者で荷物が少ない場合3万~8万円、4人家族の場合は10万~23万円です。
引っ越し費用は依頼する業者や曜日、時間帯などでも数千~数万円の差が出ることもあり、特に繁忙期の場合は希望のスケジュールに調整できないケースもあります。そのため、安い時期を選ぶことで、費用の削減と自由なスケジュール調整が叶うでしょう。
なお、引っ越しと同時に必要になる賃貸契約の初期費用は以下のとおりです。
- 敷金
- 礼金
- 家賃の前払い
- 仲介手数料
- 火災保険料 など
上記の賃貸契約時の初期費用の相場は、賃料の5〜7ヶ月分と言われているため、無理なく支払いができる賃貸選びをすることも大切です。
引っ越しの繁忙期と費用相場
引っ越しの繁忙期は2月〜4月であり、費用相場は単身者で4万〜9万円、4人家族で12万〜32万となっています。
就職や進学、人事異動などによって新たな土地で生活する人が増えるため、引っ越し業者が忙しくなり、費用が高くなります。また、人員やトラック不足によって希望日に依頼できないケースもあるため、新生活の準備が遅れるなどデメリットを感じる人もいるでしょう。
3月下旬〜4月上旬は卒業式や仕事に区切りがついて引っ越しをする人が増え、繁忙期の中でも特に料金が高くなる時期です。
費用を抑えて余裕を持った引っ越しをしたい場合は、5月〜9月の利用を検討することをおすすめします。
引っ越し費用が安い時期を状況別に解説
引っ越し費用は、単身者かカップル・家族かによっても異なるため、適切な時期を見極めることが重要です。
本章では、世帯の状況別に引っ越し費用が安くなる時期を解説しています。見積もりをとる前に、ぜひ確認しておきましょう。
単身者の引っ越しの見積額が安い時期は11月・12月・8月
単身者の引っ越しの見積額が安い時期は、11月・12月・8月となっており、荷物の量によっても時期が異なります。
以下の表は、単身者の荷物の量別に見た引っ越しの見積額を月ごとにまとめたものです。
荷物の少ない単身者が見積もりをとる場合、12月が最も安くなり、次に8月、11月の順になっています。
一方で、荷物が多い単身者の場合は、安い順に11月・8月・12月となっているため、荷物の量に合わせて見積もりの依頼時期を検討してみましょう。
カップルや家族の引っ越し見積額が安い時期は1月・6月・11月
カップルや2人家族の場合は、1月が最も安い見積額であり、次に11月となっています。
4人家族の場合の見積額は6月に最も安くなっており、最も高い3月と比べると68,255円安くなっています。
世帯人数によって見積額に大きな違いがあるだけでなく、最も安い時期も異なるため、ポイントを押さえたうえで引っ越し業者に見積もりを依頼すると、費用を抑えやすくなります。
引っ越し費用の節約ができれば、新生活の資金にも余裕が生まれるでしょう。
カップルや家族で引っ越すことを考えていて費用を安く抑えたい人は、1月・6月・11月の時期を選ぶことをおすすめします。
同じ月の中でも引っ越し費用が安くなる日がある
同じ月の中でも引っ越し需要の高い日や曜日を避けることで、費用を抑えられる可能性があります。
引っ越し費用が安くなる日として、平日や六曜で縁起の良い日以外がおすすめです。
土日と合わせて連休が取りやすい月曜・金曜は料金が高い傾向にあるため、仕事をしている人が多い火曜・水曜・木曜であれば安くなる可能性が高いでしょう。
六曜を特に気にしない場合、「大安」は人気が高いため料金が割高になりやすいですが、一方で「仏滅」や「赤口」など縁起が悪いとされる日は予約が少なく、費用が安くなる可能性があります。
引っ越し費用を安くするためのコツ
引っ越し費用を安く済ませたい場合、複数社から見積もりをもらったり、引っ越し日に注意したりするなどいくつかのポイントがあります。
本章では、引っ越し費用を安くするためのコツについて、取り入れやすい方法を4つピックアップして解説します。
相見積もりをとり価格交渉する
引っ越し費用を安くするためには、業者を決める場合に複数社から見積もりをもらうことをおすすめします。
1社だけの見積額では相場との比較しかできず、お得に利用できるかの判断が難しくなるでしょう。
相見積もりをとって費用を比較したり、価格交渉の材料にしたりすることで、納得のいく料金での引っ越しを依頼できるでしょう。
引っ越し前に不用品を処分・売却しておく
引っ越し前に不用品を処分・売却しておくことで、費用を安く抑えられます。
荷物の量によって引っ越しに使用するトラックの大きさやスタッフの数が異なるため、費用の削減に大きく影響します。
見積もりをもらう前はトラックに載せる荷物の量を減らせるように、持ち物の整理・断捨離をして不用品を処分・売却することが大切です。
引っ越し日は「大安」や土日を避ける
前述したとおり、引っ越し日を決める場合、縁起を担ぐために「大安」や「友引」などを選ぶ人が多いため、費用が高くなる傾向があります。また、土日は依頼する人が多く、需要が高くなるため必然的に費用も高くなります。
費用を安くしたいのであれば、「大安」などの縁起が良い日や土日を避け、平日に引っ越しできるよう調整することもおすすめです。
荷造りや開梱作業は自分で行う
引っ越しの荷造りや開梱作業を自分で行うことで、引っ越しにかかる費用の削減につながります。
荷造りや開梱作業は大変な作業ですが、引っ越し業者に依頼するとオプション料金をとられる場合が多いため、安くしたい場合にはおすすめしません。
荷造りをして量が少ない場合、宅配便を利用したり自分で運んだりすることで費用削減できます。
引っ越しに必要な作業のうち、自分でできることはできるだけ自分で行うことで、全体のコストを抑えることが可能です。
まとめ
引っ越し費用を抑えるためには、引っ越し費用の安い時期として5月〜1月がおすすめであり、火曜〜木曜日または、六曜の縁起の良いとされる日を避けることも効果があります。
引っ越しには賃貸にかかる初期費用も必要になってくるため、できるだけ安く抑えて新生活に備えたいものです。
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