お金のこと
2年契約の途中で解約はできる?賃貸物件の契約期間について教えて!
2021年11月26日

賃貸物件の契約期間は「2年間」になっていることがほとんど。契約期間中に解約したい場合はどうなるの?違約金は必要?など途中解約に関する疑問にお答えします!
1.まずは契約の種類を知ろう!
賃貸借契約には「普通借家契約」と「定期借家契約」の2種類があります。
普通借家契約の契約期間は2年間と定められることが多く、入居後2年経過し、借主からの解約の通知がない場合は自動で契約更新されるケース(自動更新といいます)が一般的です。
定期借家契約は契約時にあらかじめ契約期間を定め、その期限になったら必ず契約が終了します。たとえ借主が継続して住むことを希望しても「更新」することは出来ません。ただし、貸主借主の合意があれば「再契約」が出来る場合もあります。
2.契約途中で解約するとどうなる?
たとえば2年契約の普通借家契約をした場合、必ず2年住まなければいけないというわけではなく、契約期間中に解約することは可能です。ただし、違約金には注意が必要です!
違約金は、「1年未満で解約する場合は家賃の○ヶ月分」などと定められていることが多く、その期間や金額は契約により異なりますので、契約時には必ず確認しておきましょう。
定期借家契約の場合は、定めた期間は必ず借りてもらえるという認識で契約をするため、途中解約が認められない場合や、残契約期間分の家賃を支払わなければいけないケースもあります。どれくらいの期間入居するか未定の場合は普通借家契約で契約できる物件を選択するといいでしょう。
どちらの契約形態においても解約をしたい場合は「解約予告」が必要です。
3.短期間で借りたい場合はどうすればいい?
それでは、自宅の建替え工事などで一時的に住む場所を探したい場合はどうしたらいいでしょうか。SUUMOやHOMESなどのお部屋探しサイトを検索しても、「短期契約可能!」といった物件はあまり見かけませんよね。
お部屋を提供する貸主の目線で考えると、入居者募集にあたってせっかくクリーニングやリフォームをしたのに、短期間で解約されてしまうと再度費用がかさむのに加え、次の入居者がすぐに決まらないかもしれないというリスクがあるからです。
しかし、物件によっては短期契約を認めている場合もあります。また、短期解約違約金が発生する物件でも、違約金を含めてトータルでいくらかかるか見積りを出すことも可能なので、短期間の入居を前提にお部屋をお探しの方は、事前に店舗スタッフに伝えていただけるとスムーズにご案内できますよ。
4.まとめ
契約時に短期解約時の違約金が設定されているか必ず確認しておきましょう!また、短期間の入居をご希望の方は事前に店舗スタッフへご相談ください!