住宅購入
中古マンションを購入するときのローン審査項目とは?落ちないための対策を紹介
2024年11月09日

中古マンションを購入する際は、ローンを利用する方がほとんどです。
ローンは申し込み時に審査が行われ、通過できれば借入ができる、通過できなければ借入ができないというのが一般的な仕組みです。
これから中古マンションの購入を検討していて、ローンを利用する予定がある場合は、事前にどのような審査項目があるのか把握しておきましょう。
この記事では、中古マンション購入時のローン審査項目と審査に落ちないための対策などについて詳しく解説します。
中古マンション購入時のローン審査項目
中古マンション購入時のローン審査では、一般的に「事前審査」と「本審査」の二段階で進行します。
審査では年収や勤続年数など、申込者の返済能力に加え、物件の担保価値や返済負担率など、幅広い項目を確認して借入の可否が決定されます。
ここでは、「事前審査」と「本審査」でチェックされる可能性が高い項目を紹介します。
年収
中古マンションを購入する際のローン審査で、最も重要な項目の一つが年収です。金融機関は借り手の年収を基に、返済能力を評価します。
一般的に、年収が高いほど借入可能額も増えますが、これは単純に年収だけで決まるわけではありません。
年収には基本給だけではなく、ボーナスやその他の収入も含まれる場合があります。特に、安定した収入が見込まれる職業や、長期間同じ職場で働いている場合は、審査において有利になることが多いです。
また、共働きの場合は、夫婦の合算年収が考慮されることもあります。金融機関ごとに年収基準は異なるため、複数の金融機関で審査を受けることをおすすめします。
勤続年数
金融機関は、借り手が安定した職業に就いているかどうかを評価するために、勤続年数を確認します。
一般的には、同じ職場での勤続年数が長いほど、安定した収入が見込まれると判断され、審査において有利になります。
具体的には、最低でも3年以上の勤続年数が求められることが多いです。ただし、転職が多い場合でも、同じ業界での経験が長い場合や転職先での収入が安定している場合は、審査において考慮されることがあります。
また、公務員や大企業の社員など、職業自体が安定していると見なされる場合は、勤続年数が短くても審査に通る可能性が高まります。
返済負担率
返済負担率は、年収に対する年間返済額の割合を示しており、一般的に返済負担率が低いほど審査に通りやすくなります。
具体的には、返済負担率が25%から35%以内であることが望ましいとされています。たとえば、年収が500万円の場合、年間の返済額が125万円から175万円以内であることが理想です。
返済負担率が高すぎると、返済能力に疑問が生じ、審査に落ちる可能性が高まります。反対に、返済負担率が低いと、借り手の生活に余裕があると判断され、審査において有利になります。
健康状態
長期間にわたる住宅ローンの場合、借り手が健康であることは重要なポイントとなります。
金融機関は、借り手がローンの返済期間中に安定した収入を得続けることができるかどうかを評価するために、健康状態を確認します。
具体的には、健康診断の結果や、過去の病歴などが審査の対象です。特に、生命保険や団体信用生命保険に加入する際には、健康状態が重要な審査項目となります。
健康状態が良好ではない場合は、保険料が高くなるか、最悪の場合は保険に加入できないこともあります。
完済時年齢
金融機関は、借り手がローンを完済する時点での年齢を考慮し、返済能力を評価します。
一般的には、完済時の年齢が70歳以下であることが望ましいとされています。これは、高齢になると収入が減少する可能性が高く、返済能力に不安が生じるためです。
たとえば、40歳で35年ローンを組む場合、完済時年齢は75歳となり、審査において不利になるかもしれません。
しかし、定年後も安定した収入が見込まれる職業に就いている場合や、退職金を利用して一括返済する計画がある場合は、審査において考慮されるケースもあります。
ローンの審査に落ちないための対策
ここでは、ローンの審査に落ちないための対策を紹介します。
年収に見合った借入をする
中古マンションを購入する際のローン審査で重要なポイントの一つは、年収に見合った借入額を設定することです。
一般的には、年間の返済額が年収の25%から30%以内に収まるようにするのが望ましいとされています。この範囲内でローンを組むことで、審査に通りやすくなるだけではなく、無理のない返済計画を立てることが可能です。
ローンを検討する際は、自分の年収と生活費を見直し、どの程度の借入が現実的か計算してみましょう。
金融機関の審査基準は各社で異なるため、複数の金融機関に相談し、最適な条件を見つけることが重要です。
頭金を多く入れる
借入時に頭金を多く入れることで、ローンの審査に通りやすくなります。
頭金とは、物件購入価格の一部を自己資金で支払うことで、ローンの借入額を減らす役割を果たします。
一般的には、物件価格の1割〜2割ほどを頭金として用意するケースが多いですが、それ以上の額を用意することができれば、審査において有利に働きやすいです。
頭金を多く入れることは、金融機関に対して返済能力の高さを示すことでもあるため、ローンに申し込む際はある程度自己資金を用意しておくと安心できるでしょう。
まとめ
この記事では、中古マンション購入時のローン審査項目や落ちないためのポイントなどについて解説しました。
ローンの審査では年収や勤続年数に加えて、健康状態や返済負担率など、総合的に申込者の返済能力を判断します。
申し込む際は、あらゆる面で自身の状況や状態を整えておくことで、ローン審査に通りやすくなるでしょう。
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