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売買編

不動産売却

不動産一括査定はデメリットが多い?意外と知られてないリスクや注意点をプロが解説

2025年11月27日

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不動産を売却する際、多くの方が利用を検討するのが「不動産一括査定サービス」です。


パソコンやスマートフォンからわずか数分の入力で、複数の不動産会社の査定結果を比較検討できるため、非常に便利なサービスとして知られています。


しかし、この一括査定には利用者が想像する以上のデメリットも存在します。


安易に利用してしまうと、その後の売却活動に悪影響が及んでしまうケースもあるため、注意が必要です。


売却活動で後悔しないためには、一括査定の仕組みと潜む注意点を事前にしっかり理解しておくことが大切です。

売却時に利用する不動産一括査定とは?

不動産一括査定とは、所有する物件の情報を一度入力するだけで、複数の不動産会社に対して、まとめて査定を依頼できる仕組みです。


売主はこのサービスを利用することで、各社が提示する査定額を一度に比較できるため、「より高く売ってくれそうな会社」を見つけやすいのが大きなメリットです。


ただし、ここで提示される金額はあくまで「査定額」であり、実際にその価格で売れることを保証するものではない点に注意が必要です。


さらに、サービスに登録されている会社は、地域に根差した中小企業から全国展開する大手企業まで多岐にわたるため、売主がその良し悪しや信頼性を判断するのは容易ではありません。


一見便利な一括査定ですが、そのサービスを正しく理解したうえで利用することが求められます。

不動産一括査定のデメリット5つ

不動産一括査定は便利なサービスである反面、「利用しなければよかった」と後悔する原因となるデメリットも存在します。


売却価格や期間に直結するものもあるため、事前に理解しておくことが極めて重要です。


ここでは、特に注意すべき代表的な5つのデメリットを解説します。

デメリット①:複数社からの営業連絡が一気に増える

一括査定に申し込むと、直後から複数の不動産会社から電話やメールが立て続けに届きます。


短時間で複数の会社から一斉に連絡が来ることもあり、その対応だけで売主にとって大きな負担となる場合があります。


また、中には「すぐに訪問査定させてほしい」「他社より早く契約したい」と強引にアプローチしてくる営業担当者も少なくありません。


本来の目的である比較検討どころか、ストレスの原因になってしまうケースもあります。


売主が冷静に判断する時間がないまま営業活動が先行してしまうと、不本意な形で不動産会社を選んでしまい、結果として売却活動全体に悪影響を及ぼすリスクが生じます。

デメリット②:査定額にばらつきが出て、判断が難しくなる

一括査定で複数社が査定を行うと、提示される金額に大きな差が生じることがあります。


このサービスは高値を提示するほど売主の注目を集めやすいため、実際の市場価格よりも高い金額を提示する会社も少なくありません。


売主側から見れば「高く売れそう」と期待してしまいますが、相場からかけ離れた高い金額で売り出してしまうと、実際には買い手が見つからず、販売開始後に値下げを繰り返すことになりかねません。


その結果、売却期間がいたずらに長引いてしまう可能性があります。


本当に信頼できる査定額なのか、その根拠をしっかり確認できないまま進めてしまうと、最初の売却戦略そのものが崩れてしまう危険性があります。

デメリット③:個人情報が複数社に渡るリスクがある

一括査定を利用すると、売主の氏名、住所、連絡先、物件の詳細といった重要な個人情報が、申込みと同時に複数の不動産会社へ一斉に共有されます。


この中には大手企業だけでなく小規模な会社も含まれており、情報管理の品質にばらつきがあるのが実情です。


万が一、悪質な業者が混ざっていた場合、売却とは無関係のサービスの営業を受けたり、しつこい連絡に悩まされたりするなど、トラブルに発展する可能性があります。


本来、個人情報は信頼できる会社を選んで提供すべきですが、一括査定の仕組み上、情報の拡散先を売主がコントロールできない点が大きな問題となります。

デメリット④:机上査定だけでは正確な価格がわからない

一括査定で最初に提示される査定額の多くは、過去の成約データや周辺相場に基づいた「机上査定」によるものです。


机上査定は簡易的な査定方法で、物件の実際の状態、日当たり、修繕状況、周辺環境といった個別の要素が価格に正確に反映されません。


その結果、提示された金額が実際の売却価格と大きく乖離し、売却計画を誤ってしまう原因になり得ます。


正確な査定を行うには、必ず現地で詳細な状況を確認する「訪問査定」が不可欠です。


しかし、一括査定は机上査定の段階で会社を比較することになるため、本当に信頼できる適正価格を出してくれる会社を見極めにくいのがデメリットです。

デメリット⑤:地域特性を知らない会社が混ざる可能性

不動産の価格は、同じ市内でもエリアの人気度、学区、生活利便性、土地の形状など、地域特有の要素によって大きく変動します。


しかし、一括査定サービスには、物件の所在地を深く理解していない不動産会社も参加している場合があります。


地域特性を把握していない会社は、本来の市場動向を査定に反映させることができず、市場価格から大きく「ズレた査定額」を提示しがちです。


その結果、売却価格が適正でないまま活動が開始され、売れ残りや売却の長期化につながる可能性があります。


地元の相場やニーズに精通した会社を確実に選べない点は、一括査定の大きな欠点の一つと言えます。

不動産一括査定を利用する際の注意点

一括査定を利用するにあたり、最も重要なのは、提示された査定結果の金額だけで判断しないことです。


見るべきなのは、「査定額の根拠」「エリアに精通した実績」「担当者の対応力」の3点です。


これらをしっかりと確認せずに依頼先を決めてしまうと、売却価格の設定を誤ったり、売却期間が長期化したりする原因となります。


また、営業連絡を受けたからといって、すべてに対応したり、必ず面会したりする必要はありません。


必要に応じて会社を取捨選択する姿勢が大切です。


サービスの便利さだけに目を奪われず、自分にとって本当に信頼できる不動産会社かどうかを冷静に見極める意識を持つことが欠かせません。

【不動産のプロが解説】不動産一括査定をおすすめしない人

一括査定をおすすめしない人は、「営業連絡への対応を負担に感じる方」「時間をかけてじっくり比較検討したい方」、そして「信頼できる担当者と長く付き合いたい方」です。


特に、「初めて不動産を売却する方」は、多数の会社からの連絡に戸惑い、冷静な判断が難しくなる傾向があります。


不動産売却の成否は、担当者の知識、経験、そして姿勢に大きく左右されます。


また、登録されている不動産会社の質は保証されておらず、実績が乏しい会社が混ざるリスクもあります。


多くの会社とやり取りするよりも、時間をかけてでも信頼できる一社を直接選ぶ方が、安心して売却を進めることができるでしょう。


不動産一括査定をする前にまずは不動産会社へ

不動産を売却する際に最も重要なのは、「地域の相場と買主ニーズを正確に理解している会社を選ぶこと」です。


これは、一括査定よりも地域密着型の不動産会社に直接相談した方が、はるかに精度の高い査定と販売戦略が得られるという理由があります。


とくに駅前不動産は、地域の成約事例・需要動向・購入者層を細かく把握しており、机上では出せない「実際に売れる価格」を提示できます。


また、売却活動も地域ネットワークを活かして迅速に行えるため、販売期間の短縮や売却価格の最大化につながります。


「確実に売りたい」「なるべく高く売りたい」という方こそ、一括査定より先に地域を熟知した「駅前不動産」へ相談することをおすすめします。

まとめ

不動産一括査定は便利ですが、過度な営業連絡、査定額のばらつき、個人情報管理のリスクといった問題点があることを理解しておきましょう。


成功の鍵は、査定額の高さではなく、地域の市場を深く理解した信頼できる不動産会社を選ぶことに尽きます。


「駅前不動産」なら、地域の状況を踏まえた正確な査定と、経験豊富な専任担当者による丁寧な売却サポートをご提供しています。


後悔のない安心できる売却を実現するために、まずはぜひお気軽にご相談ください。

▶売却査定依頼はこちらから

 

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