住宅購入

建売住宅と賃貸住宅を比較！どっちに住むのがいい？

2023年09月20日

マイホームは「持ち家」というイメージが根付いていますが、今は将来的なライフスタイルを考えたうえで賃貸住宅を選択する人も多くいます。家に対する価値観は人それぞれで、持ち家と賃貸住宅には異なるメリットやデメリットがあるため、一概にどちらが良いと断言することはできません。

また、持ち家には土地と住宅をセットで販売する建売住宅と、建物を自由に施工できる注文住宅の2つの選択肢があります。それぞれ異なる特徴があるものの、近年では、既に完成しているため住んだ後のイメージが湧きやすい、比較的安価で購入できる、立地が良い場合が多いなどの点から、「建売住宅」が高い注目を集めています。しかし、大都市圏を中心に賃貸住宅の需要と人気は高いため、建売住宅と賃貸住宅のどちらを選ぶべきか分からないという方は多いのではないでしょうか。

この記事では、建売住宅と賃貸住宅のメリット・デメリット、費用、住み心地、柔軟性という観点から、それぞれを比較して紹介します。

建売住宅のメリット・デメリット

はじめに、持ち家で建売住宅を選んだ際のメリットとデメリットを紹介します。

メリット

建売住宅を選択するメリットは以下の通りです。

資産にできる
注文住宅に比べて価格が安くコスパが良い
入居までの期間が短い
実物を確認して購入できる
土地と建物がセットで購入できるため手間がない
万が一の事態に備える団体信用生命保険に加入できる
増築やリフォームでカスタマイズできる

賃貸住宅とは違い、建売住宅は自身の資産にできます。また、万が一住宅ローンの支払いに困窮する事態が起きても団体信用生命保険が適用でき、完済していれば老後に収入がなくなっても住む場所に困りません。

デメリット

建売住宅を選択するデメリットは以下の通りです。

賃貸より高額な初期費用がかかる場合がある
付帯費用（購入諸費用・税金等）の支払いが発生する
気軽に転勤や転職ができなくなる

建売住宅に限りませんが、家を購入する際は高額な初期費用がかかります。多くの方は住宅ローンを組みますが、審査が通らなければ利用できません。

また、購入後は月々の住宅ローンの返済以外にも、固定資産税や修繕費用、相続税などの付帯費用が発生します。さらに、転職や転勤で気軽に家を変えることができない点も、賃貸と比較すればデメリットといえます。

賃貸住宅のメリット・デメリット

続いては、賃貸住宅のメリットとデメリットを紹介します。

メリット

賃貸住宅を選択するメリットは以下の通りです。

初期費用が住宅購入時に比べると安い
ライフスタイルの変化に応じて物件や場所を変えられる
修繕費用や固定資産税がかからない

家族が増えた、転勤が決まった、地方へ移住したいなど、ライフスタイルの変化で気軽に引っ越しができるため、高い柔軟性があることが最大のメリットと言えます。

デメリット

賃貸住宅を選択するデメリットは以下の通りです。

どれだけ住んでも資産にならない
家賃が値上がりする可能性がある
増築やリフォームができない

建売住宅と比較したときの賃貸住宅のデメリットとしては、家賃を払い続けても自身の資産にならない点が挙げられます。また、同じ家賃であり続ける保証はなく、家主の許可がなければ増築やリフォームができないため、家の自由度という点では建売住宅に劣ります。賃貸の場合、生きている限り家賃が必ず発生するため、どうせ毎月払うなら資産になる持ち家を早めに購入したいと考える方は多くいます。