不動産売却
マンションの売却査定とは?査定方法や見られるポイントを紹介
2024年12月21日
マンションを所有・運営している方のなかには、「マンションを売却したい」「マンションの売却査定はどこを見られる?」など、考えている方もいるのではないでしょうか。
マンションの売却査定は不動産会社に依頼するのが一般的です。実際の査定では、さまざまな要素を確認したうえで査定額が決まります。
可能な限り高く査定してもらうためには、査定方法や見られるポイントを把握しておくことが大切です。
この記事では、マンションの売却査定方法や査定で見られるポイントなどについて詳しく解説します。
マンションの売却査定とは?
マンションの売却査定とは、所有するマンションの現在の市場価値を不動産会社に算出してもらうプロセスです。
不動産会社の担当者が、物件のさまざまな要素を総合的に分析し、適正な売却価格を算出します。
ただし、査定額はあくまで目安であり、実際の売却価格とは異なる場合があるため、注意しなければなりません。
マンションの売却査定は、以下2つの方法で行われます。
机上査定
机上査定は、実際に物件を訪問せずに行われる簡易的な評価方法です。主にオンラインや電話で提供される情報をもとに、不動産会社が概算の査定額を算出します。
最大の利点は、迅速性と手軽さにあります。売主は自宅にいながら、複数の不動産会社から査定結果を得られるため、時間と労力を節約できます。
ただし、机上査定は物件の細かな状態や周辺環境を直接確認できないため、精度には限界があります。
そのため、あくまで参考値として捉え、最終的な価格決定には訪問査定を併用することが望ましいでしょう。
訪問査定
訪問査定は、不動産の専門家が実際にマンションを訪れて行う詳細な評価方法です。
この査定では、物件の内外装、設備の状態、日当たり、眺望などを直接確認し、より正確な査定額を算出します。
専門家の目で見ることで、売主が気づかなかった物件の魅力や改善点を発見できる可能性もあります。
また、対面でのコミュニケーションにより、売主の要望や疑問点を直接伝えられるのも大きな利点です。
ただし、訪問査定は時間調整が必要で、複数社に依頼する場合は手間がかかります。そのため、机上査定で絞り込んだ後に実施するのが効率的です。
マンションの売却査定で見られるポイント
ここでは、マンションの売却査定で主に見られるポイントを紹介します。
築年数・構造
マンションの売却査定において、築年数と構造は非常に重要な要素です。築年数が浅いほど、一般的に高値で査定される傾向があります。
新築から5年以内のマンションは特に人気が高く、築10年以内であれば比較的良好な査定額が期待できる一方で、築20年を超えると査定額が大きく下がる可能性があります。
構造面では、鉄筋コンクリート造(RC造)や鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)が高く評価されやすいです。
これらの構造は耐久性や耐震性に優れているため、長期的な資産価値の維持が期待できます。
立地条件
マンションの売却査定において、立地条件は大きく影響するポイントの一つです。不動産会社は、物件の所在地や周辺環境を細かくチェックし、査定価格に反映させます。
特に注目されるのが、最寄り駅からの距離と交通の利便性です。駅に近ければ近いほど、査定価格は高くなる傾向にあります。
また、生活環境の充実度も重要な要素の一つです。スーパーやコンビニなどの買い物施設、病院や学校といった公共施設が近くにあるかどうかも評価の対象となるでしょう。
さらに、周辺の治安や自然環境なども考慮されます。緑が多く、静かな住宅街にある物件は高評価を得やすいです。
間取り
マンションの売却査定において、間取りは査定価格に大きく影響するため、不動産業者は細かくチェックします。
一般的に、2LDKや3LDKなど、ファミリー向けの間取りが人気で高評価となる傾向があり、リビングの広さや各部屋のバランス、収納スペースの充実度などが重視されるポイントです。
間取りの評価では部屋数だけではなく、各部屋の配置や動線も重要なポイントとなります。
例えば、リビングを中心に各部屋が効率よく配置されているか、キッチンからダイニングへの動線が良好かなどが判断材料になるでしょう。
内装・設備
内装と設備の状態は、マンションの売却査定における重要な評価ポイントの一つです。査定員は、室内の状態を細かくチェックし、物件の価値を判断します。
まず、壁や床の状態が注目されます。傷や汚れが少なく、きれいに保たれているほど高評価になりやすいです。
特に、キッチンやバスルーム、トイレなどの水回りの設備は重点的にチェックされます。これらの設備が新しく機能的であれば、物件の魅力が大きく向上します。
例えば、システムキッチンや浴室乾燥機などの現代的な設備が整っていると、査定額にプラスの影響を与える可能性が高いです。
管理状態
マンションの管理状態は買主にとって、将来的な住環境や資産価値に直結する要素であるため、売却査定でも細かくチェックされる可能性が高いです。
まず、管理組合の運営状況が注目されます。定期的な理事会の開催や、適切な修繕積立金の徴収が行われているかどうかが評価の対象となります。
また、共用部分の清掃や設備のメンテナンス状況も重要です。
エントランスやエレベーター、廊下などが清潔に保たれているか、定期的な点検や修理が実施されているかがチェックされます。
これらが適切に管理されていれば、マンション全体の印象が良くなり、査定額にプラスの影響を与えるでしょう。
まとめ
マンションの売却査定では、築年数や立地条件、間取りなど、物件のあらゆる要素がチェックされます。
条件が良いほど査定額は高くなるため、売却査定を依頼する際は可能な限りベストな状態で見てもらうようにしましょう。
駅前不動産では、福岡県や佐賀県、熊本県など、幅広い営業エリアと圧倒的な情報量でマンションの売却をサポートしています。
マンションの売却査定はもちろん、売買仲介や資産活用など、マンションの売却に関わるあらゆる面でサポートいたします。
マンションの売却を検討している方は、ぜひお気軽にご相談ください。