不動産売却
土地を売りたい場合どこに相談するべき?プロが目的別に解説
2025年03月08日

土地を売却したいけど、誰に何を相談したら良いか分からないという方は多いのではないのでしょうか。
土地を売却する際、様々な専門的な知識が必要になり、その状況に応じて相談する相手が変わります。
適切な相談先を見つければ安心して手続きをすすめることができ、スムーズかつ成功裏に取引を進めることができます。
この記事では、土地を売却したい場合の相談先や、その選び方について詳しく解説します。
土地の売却相談は無料で可能
土地の売却を検討したら、まずは不動産会社に相談するのが一般的です。
不動産会社での売却相談は基本的に無料で提供されています。
不動産会社は不動産売却の総合プロデューサー的な存在ですので、必要に応じてその専門分野の相談相手を無料で紹介してもらうこともできます。
さらに、不動産会社だけでなく、弁護士、税理士、司法書士なども初回の相談は無料で受けてもらえることもあります。
無料相談を活用し、もし、より専門的なアドバイスが必要な場合には、有料でその後のサポートを受けることをお勧めします。
土地を売りたい場合の相談先は「不動産会社」
不動産会社は、土地の売却に関する総合的なサポートを提供します。
土地の売却にはさまざまな専門家の手を借りることになりますが、実際に売却活動を行うのは不動産会社の役割です。
不動産会社がなければ土地の売却は基本的に進められませんので、非常に重要な存在となります。
具体的には、以下の内容について相談が可能です。
不動産会社に相談可能な内容
● 市場価格の査定
● 販売戦略の立案
● 販売活動の代行
● 売却手続きのサポート
● 契約書の作成
● 買主との交渉
不動産会社は、土地の査定から販売戦略の立案、販売活動、手続きのサポートまで総合的に行います。
また、買主との交渉や売却後のトラブル対応なども売主に代わって行い、売主にとっての窓口となります。
このように、不動産会社は土地売却の全プロセスで重要な役割を果たします。
不動産会社に相談するメリット
● 専門的な知識と経験による安心感
● 効率的な売却プロセスの進行
● 広範なネットワークによる買い手の発見
● 販売戦略の提案と実行
● トラブル対応のサポート
土地の売却は、自分一人で行うのは難しいと感じる方がほとんどでしょう。
そのため、不動産会社の相談やサポートは必ず必要です。
効率よく、高い金額でスピーディーに売却を成功させるためには、不動産売却に関する専門的な知識と経験が不可欠です。
さらに、土地の売却がトラブルに発展しないようにするためにも、不動産会社の力は大きな助けとなります。
不動産会社に相談する流れと選び方
● 不動産会社の選定
● 初回相談の実施(無料相談が一般的)
● 市場価格査定
● 販売戦略の提案
● 媒介契約
不動産会社の選定は、ホームページや広告などを活用して、売却したい土地のエリアに対応している不動産会社を調べます。
どこに相談していいか分からない場合は、一括査定サイトなどで複数の不動産会社に土地の査定を依頼することも可能です。
不動産会社での初回相談では、土地の状況や売却希望などを確認し、市場価格の査定を行います。
その後、状況や条件に合わせて販売戦略を提案してもらえます。
査定価格や販売方法の提案に納得がいけば、土地の売却を正式に依頼(媒介契約)します。
駅前不動産は地域に密着した不動産会社で、不動産売却の専門知識や経験を活かし、土地の売却のお手伝いを行っています。
土地の売却をご検討の際は、ぜひ駅前不動産までご相談ください。
土地の価値を知りたいなら「不動産鑑定士」
不動産鑑定士は、国家資格を持ち、専門的な知識で土地の鑑定を行うプロフェッショナルです。
公的な裁判所の不動産評価や公示地価の土地評価なども行う、土地評価のエキスパートです。
不動産会社も土地の価格評価を行いますが、不動産鑑定士による評価は法的な裏付けがあり、中立的で信頼性の高い価格を提供します。
以下の内容について相談が可能です。
不動産鑑定士に相談可能な内容
● 土地の市場価値の評価
● 価格査定の詳細な鑑定書の提供
● 売却価格の妥当性の確認
不動産価格の鑑定に特化しているのが不動産鑑定士です。
不動産会社の査定よりも正確な「鑑定評価」を行うことができます。
不動産鑑定士による鑑定評価は法的な裏付けがあり、中立で信頼度の高い評価です。
また、土地の鑑定だけでなく、最適な売却方法についても相談できる不動産鑑定士事務所もあります。
不動産鑑定士に相談するメリット
● 正確な価値評価
● 中立的な視点からのアドバイス
● 法的な裏付けのある鑑定書で買主も安心
不動産鑑定士による土地の鑑定評価は、最も適正な資産価値を知る手段です。
法的な裏付けがあるため、土地の価格に関する争いがある場合には特に有効です。
例えば、相続財産の評価や離婚時の財産分与で売却価格に関する争いが発生した際には、中立的な不動産鑑定書が役立ちます。
また、不動産鑑定士による鑑定書があることで、土地の購入を検討している買主も安心して購入に踏み切ることができます。
ただし、不動産鑑定士に鑑定を依頼する際には報酬が必要となりますし、売却活動は行いませんので、販売活動に関しては不動産会社に依頼することになります。
土地に関する税金関係は「税理士」
土地を売却する際には、様々な税金を支払わなければならない場合があります。
土地の売却に伴う税金関係は複雑で、支払う必要のない税金もあるため、税金が発生する可能性がある場合は、税理士に相談することをお勧めします。
以下の内容について相談が可能です。
税理士に相談可能な内容
● 売却益に対する税金の計算
● 減税対策の提案
● 税務申告のサポート
● 税務関連の法的アドバイス
基本的に土地を売却して、買った時よりも高く売れた場合に、その売却益に税金がかかります。
税理士に相談することで、実際にどのくらいの税金がかかるのかを計算してもらうことができます。
不動産の売却にはさまざまな税金の軽減措置もあり、どのような減税対策があるのかについてもアドバイスを受けることが可能です。
また、納税のための複雑な確定申告などの税務サポートを受けることもできます。
さらに、売却した土地だけでなく、保有している資産についてのさまざまな税金対策についても相談することが可能です。
税理士に相談するメリット
● 複雑な税務手続きのサポート
● 節税対策の提案
● 正確な税金計算
● 法的なアドバイス
土地の売却で税理士に相談するメリットは様々ありますが、特に節税対策に関する相談が大きな利点です。
税理士への相談内容で多いのは相続税ですが、土地や不動産を多く保有している方にとっては相続税が大きな負担となります。
そのため、どの土地をいつ売却することで節税が可能か、税理士に相談するのが最善です。
また、税理士に相談することで、土地の売却にかかる正確な税金額を把握できるため、安心して土地を売却することができます。
土地の権利関係は「司法書士」
土地の権利関係や登記手続きに関しては、司法書士に相談することが適しています。
土地には様々な権利が付いており、その権利の登記が司法書士の主な仕事になります。
相続など名義人が変わる場合には司法書士への依頼が必要になります。
以下の内容について相談が可能です。
司法書士に相談可能な内容
● 権利関係の確認
● 登記手続きの代理
● 遺言や相続に関する手続き
● 家族信託に関する手続き
司法書士とは、登記業務や供託業務を行う法的な国家資格を持った専門家です。
土地の売却に際しては、土地の権利関係の確認や所有権移転などの登記手続きを代理します。
単純に土地を売却して新しい所有者に名義変更する場合、買主が所有権移転登記手続きを行いますが、相続や住所変更があった場合には、売主が司法書士に登記手続きの代理を依頼することになります。
また、相続手続きや遺言書の作成、家族信託を行う場合にも司法書士に相談、手続きの代行をお願いすることが可能です。
司法書士に相談するメリット
● 権利関係の専門的知識
● 安全で確実な登記手続き
● 法的なトラブル回避
● 相続や遺言に関する相談
登記手続きは法務局に必要書類を提出することで誰でも行うことができます。
しかし、権利関係が複雑であったり、提出する書類に不備があると、正確な登記を行うことが難しくなります。
登記に問題が生じると土地の売却がスムーズに進まず、トラブルに発展する可能性もあります。
司法書士に相談することで、安全かつ確実に登記手続きを行うことができ、トラブルも回避することができます。
また、相続が関係する場合には、相続や遺言に関するアドバイスや手続きのサポートも受けることが可能です。
土地の相続やトラブルは「弁護士」
弁護士は法律のスペシャリストであり、トラブル解決の専門家です。
土地に関する様々な法的な問題が絡む場合や、争いが発生しそうな場合には、弁護士に相談するのがお勧めです。
また、土地の売却にかかる手続きなどを弁護士に全面的に代理してもらうことも可能です。
以下の内容について相談が可能です。
弁護士に相談可能な内容
● 相続に関する法的手続き
● トラブルの法的解決
● 紛争の調停や仲裁
● 契約書の作成とリーガルチェック
土地の売却にあたり、弁護士に相談する場合は、紛争がある場合や紛争が起きそうな場合です。
特によくあるのは、相続や離婚による争いです。
実際にトラブルになって紛争が発生している場合、弁護士に調停や仲裁を依頼して解決を図ることができます。
また、売買契約書の作成や法的な問題がないかどうかのリーガルチェックも弁護士に依頼することが可能です。
弁護士に相談するメリット
● 法的トラブルの解決
● 専門的な法的アドバイス
● 紛争の調停や仲裁のサポート
● 売却手続きの代行
弁護士は法律の専門家であり、依頼人に代わって様々な交渉を行ってくれます。
土地の売却にあたりトラブルが発生している場合や、トラブルを未然に防ぎたい場合には、弁護士に相談することをお勧めします。
また、土地売却の交渉や手続きをすべて弁護士に依頼することも可能です。
自分で買主と交渉する自信がない場合や、法律の専門家に任せたい場合には、すべてを弁護士に委ねることができます。
まとめ
土地を売却する際には、各分野の専門家に相談することが重要です。
不動産会社、不動産鑑定士、税理士、司法書士、弁護士など、それぞれの専門家の役割を理解し、適切な相談先を選ぶことで、スムーズに売却手続きを進めることができます。
初回相談は無料であることが多いので、気軽に相談してみましょう。
駅前不動産では、福岡県をはじめ佐賀県、熊本県など九州の幅広いエリアに精通し、土地の売買をサポートしています。
土地の売却をご検討の方はお気軽にご相談ください。